迅速なエリア調査で多店舗展開に貢献
店舗開発本部 調査部 中村様(写真中央)
株式会社ニトリホールディングスの店舗開発本部 調査部では、ニトリの新規出店における候補地選定を行なっています。迅速な調査を行うために「人流統計レポート」を導入いただきましたので、実際の活用や効果について中村様にお話を伺いました。※撮影時のみマスクを外しています。
- 時間をかけず精度の高い予測をしたい
ー 導入の背景や課題について教えてください
店舗開発本部 調査部では、新店舗の候補地を選定するため、立地調査や売上予測、賃料の適正試算を行なっています。既存のショッピングセンターに出店を検討している場合は、実際に現地に行って調査を行い、区画の視認性や来店客の交通手段(徒歩なのか電車利用かなど)の調査をしています。
調査部における一番の課題は、素早く情報を仕入れて調査し、机上でブレの少ない予測をすることで、交渉につなげることです。そのためには、現地に赴くだけでは把握しきれない来店範囲の情報が必要でした。
- 細かいエリア範囲で調査が可能
ー 導入を決めた理由について教えてください
以前より他社の人流データを利用していましたが、携帯基地局から収集する他社の人流データは1エリアの範囲が大きく、改善したいと考えていました。Agoopの人流データを導入することで、GPSを活用して位置情報を把握できるため1エリアの範囲が小さく、「A棟」や「B棟」などの細かい範囲で調査を行うことができるようになりました。
ー 導入における苦労はありましたか
調査したいエリア範囲を正確に区切るために、両社間の認識に相違がないよう時間をかけて打ち合わせをしました。自社のGISソフト内にAgoopの「50mメッシュ」を連携させるなど、ツールの互換性を確認して擦り合わせを慎重に行いました。
- 素早い情報提供で多店舗展開を実現
ー 導入の効果について教えてください
新規出店には、情報収集、オーナー交渉、役員の承認など通常1ヶ月〜半年ほど時間を要し、事前調査に時間をかけることは競合他社に奪われるなどの機会損失のリスクがあります。他社からの提供が2週間かかるところ、Agoopの場合は1週間で納品いただけるため、リードタイムを半分ほど削減することができました。
今年度は新規出店数を昨年度比2倍を目指していたため、求める速度で対応いただけたのは助かりました。
- 調査の選択肢を広げていく
ー 今後の展望について教えてください
今後は、新たな調査レポートを開発し、それにより調査の選択肢を広げていきたいと考えています。
例として、新規出店の候補地選定において建物全体の集客状況ではなく、階数別で調査を行うなど、より詳細な分析をしていきたいです。
引き続きAgoopのサービスを利用していきます。
お客さまプロフィール
法人名
株式会社ニトリホールディングス
本店所在地
東京都北区神谷3丁目6番20号
部署
店舗開発本部 調査部
部署業務
ニトリの新規出店における候補地選定
(立地調査、売上予測、賃料の適正試算、契約更新など)
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